組織は、短期・中期計画を作成する場合、目標の設定が大切である。


長期目標は、一見、非現実的な目標である場合が多いが、組織の方向性を確定し、メンバーのモチベーションを高めるためには必要な目標設定といえる。


しかし、一般的に3年で作成される中期目標や、1年の短期目標は、あくまでも、利害関係者と約束をする「必達目標」である。


サッカー日本代表の岡田監督が「ベスト4」の目標に掲げたのは、オシムさんの後を継いだ時点からであり、


2年という期間を考えれば、それは、中期的な目標であり、必達目標である。


そのための計画作成である。


岡田監督は、あくまでもマネジャーの立場であり、計画目標の最終決定者は組織のトップであることから、


当然、犬飼会長が承認した以上は、サッカー協会は、そのためのアクション・プランを実行しなければならない。


しかし、ことここまで来て、はたして、そのアクション・プランがあったのかどうかも疑問を感じざるをおえない。


韓国戦や、セルビア戦を見る限り、場当たり的な、日本代表の強化策が、ここへきて完全に露呈したようである。


チームのモチベーションや、団結を高めるために、目標設定することはあり得ることだが、それは、「将来は」という注釈つきの長期目標であるべきだ。


「ベスト4」を公言してチームをまとめるのは、内部的な問題であり、「達成なんかできない」と内心思っているのならば、公言するべきではない。


もう一度言おう、短期的な目標は必達目標である。


韓国チームの「ベスト16」という現実的な目標は、「何小さいことを言っているの」ではない。


必達目標なのである。つまり、国民との約束なのである。


日本代表の「ベスト4」は単なる絵空事なのである。



ワールドカップでは、奇跡が起きない限りはベスト4などありえないだろう。


その奇跡とは、日本に大きく有利に働くような外部の環境要因(日本側からは統制不可能)があり、それを戦術的にうまく利用するということである。


それは現場の責任者の岡田監督の分析能力とマネジメント能力である。


つまり、戦略ではなく、戦術である。


優秀な指揮官のもとで、奇跡的な勝利を収めることは歴史上マレ(つまりカミカゼが吹くということ)にあるが、


それのことである。


今の日本代表は、奇跡を信じて祈るしかなくなったのだ。


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