茨城空港と中国上海を破格のディスカウントで運航する中国春秋航空。


その春秋航空で、今回の目的地、廈門へ行ってきました。


春秋航空は、中国国内線でも他の航空会社に比べると安く、だいたい半分ぐらいの料金です。


まぁ、機内サービスはなしということですが、フライトの時間は1時間20分くらいなので、


「まぁっ、いいか」ということで、春秋航空を利用しました。


ということで、上海から廈門まで、快適な空の旅のはずが‥‥‥。


機内へ案内される直前に雷雨があり、機内への案内が遅れることに。


まぁ、これは自然環境。


雷が鳴る中、出発できるわけもなく、待合室で待つこと1時間。


機内への搭乗案内が始まりました。


「おっ、早い」


もう少し時間がかかると思っていたのですが、廈門での予定をキャンセルせず機内に。


ところが、


機内に案内され、噂の狭いシートに座り(本当に狭い。前のヒトがリクライニングを下げようものなら、何もできない狭さ)シートベルトを締めたものの、


出発する気配なし。


30分ほど経過したところで、


「出発の順番待ちをしているので、今しばらくお待ちください」とのアナウンス。



ところが、そこから機内販売開始。


ということは、まだまだということか、


1時間経過したあたりで、機内がザワザワ。


キャビンアテンダントに、「いつ出発するの?」と訊く人が現れましたが、まだ声は冷静。


ここで2回目のアナウンス。


「出発の順番待ちをしているので、冷静にお待ち下さい」と、


少々きつい口調。これでプッツンしたヒトが次々に現れ、


キャビンアテンダントに詰め寄る人が続出。


機内は険悪な喧噪状態。


さて、わたくし、いつもなら、煙草も吸えないし、イライラするのですが、周りが爆発しているので、妙に冷静。


それに、わたしのとなりの席の台湾人のオジサン(頻繁に春秋航空を使っている)が、


「大丈夫。最高4時間したら飛ぶから」と私に説明をしていてくれていたのです。


オジサンによると、春秋航空は飛行場の発着料もダンピングしているので、何かがあって順番待ちがあると、他の航空会社よりも後になるということ(未確認ですが)、


なので、乗客が無料でキャンセルすることができる機内に乗り込んでから4時間までは待たされるということなのです。


オジサンによると前もこういうことがあったらしく、


「予定通り飛べば快適。そうでなければ、安いんだから、我慢する」のは仕方ないよということなのです。


なので、機内でも携帯電話は使いたい放題なので、廈門での予定を夜に延ばし、どっしり構えることに、



とはいえ、機内の大多数の乗客の我慢はすでに限界に近く、「これはまずい」状態に。


ここで(1時間半経過ぐらい)、なんと(となりの台湾人のオジサンによると、初めてらしい)水とケーキが無料配布。


オジサンは手を叩いて、「これはすごい!!」と叫んでおりました。


が、水とケーキの効果は、ほとんどなく、


2時間経過したあたりでは、怒声が飛び交かい、機内は収拾がつかない状態に。


「おろせ!!」と絶叫するヒト。


あるいは、「おろしてくれないで気分が悪くなったらどうするの?」と訊く乗客に、


「私が救急車を呼びます!!(ほとんどけんか腰)」と逆切れするキャビンアテンダント。


ついに「私は機長です」という偽物の機長まで登場してに猿芝居をしていました。


そして、面白いのは、見ず知らずの乗客同士がだんだん団結して、ますます、まずい状態に。


2時間半経過ぐらいに、


「あと30分で出発します」というアナウンス。


このアナウンスによって、スッーと機内は落ち着きを取り戻し、


仲良くなった乗客同士が和気あいあいと話を始めました。


私も、となりの台湾人のオジサンと、廈門大学の女医さんと仲良くなり、いろいろ情報収集。


それはそれで面白い時間でした。


ということで、定刻より4時間遅れ、機内に乗ってから3時間で、出発。


快適とはいえませんが、面白い経験をさせてもらいました。


この経験から言えることは、


狭い機内で、先が分からない待たされ方をすると、ある意味「いつまで待たされるんだ」という恐怖感から、それがイライラに変わるということ。


私の場合は、最高4時間という上限が分かっていたので、落ち着いて待てたわけです。


また、台湾人のオジサンによると、以前に機内で4時間待たされた時は、「こんなことにはならなかった」そうで、


その時は、チーフアテンダントが、ず〜と何らかの情報提供をし続けたらしく、それが時間を忘れさせるくらいの話術だったそうです。


こういう状態になった時は、とにかく些細なことでもいいから情報提供をすることが必要ということがよくわかりました。


さて、帰りの便でもなかなか楽しいことがあったので、それは次回に。



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