「選挙なんかやっている場合か!」と言われつつも、行われている統一地方選挙。


報道や選挙戦もジミなため、盛り上がりに欠けた感があり、浮動票が動かないため、基礎票が多い候補者が有利な展開になったように思います。


愛知県議会選を見ていると、準備期間が短かったこともありますが、勢いに乗るはずの、地方政党が思ったほどは伸びず、「あれれ」という感じです。


しかし、大阪府議会選は、橋元知事の大阪維新の会が過半数を獲得したことを考えると、やりようによっては、風が吹いた可能性もあったということではないでしょうか。


選挙もマーケティングなので、考え方は、他の候補といかに差別化をするかということで、新規参入の候補は特に必要です。


対立軸を明確にするために、一般の選挙民に、明確な差別化要因を伝える「減税!」のようなわかりやすいメッセージと、


他候補との比較です。


しかも、他の候補を「悪役」に見立てることで、イメージでの比較ができるわけです。


イメージは、選挙民の態度形勢なので、「正義の味方」⇔「悪役」は、「好き」⇔「嫌い」に直結します。


大阪の場合は、大阪市長の平松さんが「悪役」であり、先の名古屋市議会選は議会が「悪役」だったわけです。


今回の愛知県議会選は、過半数を焦るあまり、既存政党の現職候補を推薦したことや、大村さんが議会等で「良いヒト」イメージを出しすぎたことで、対立軸をぼやかした結果となったことが、伸びなかった原因と考えられます。


時間がなかったことは理解できます。


私の選挙区で、減税○○で出馬した候補は、とても一票を入れたくなるような「タマ」ではありません。


彼がどんなヒトかは、そこそこジモピーの選挙民ならわかっているわけで、


減税○○に旗を変えたからといって、投票するとは思えませんでした。


結果は「案の定」でしたが、


そんな候補者を推薦をせざるを得なかったのですから、苦労はわかります。勢いだけではダメということでしょう。


大阪のように、準備万端でいかないといけないということです。


大阪と愛知では、住民意識も異なり、移り気な選挙民を4年間引っ張り続けるのは、難しいところもありますが、大村さんのかじ取りを見ていきたいと思います。


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