これは、前から予想された話。


どことどこがくっつくかという噂はいろいろありましたが、


都市型のビックカメラが、郊外型のコジマを買収。


既存店がほとんど商圏がかぶらないということでは、予想ができた買収話です。


家電エコポイントや、テレビのデジタル移行に伴う特需の反動から、家電量販店の売上は下落傾向にあり、


より経営の効率化が家電量販店には必要となっていました。


ビックカメラは、もともと都心型の店舗が中心だったのですが、業界最大手のヤマダ電機が、都心に大型店を出店したことから、都心⇔郊外の住み分け崩れ、競争が激化しました。


コジマについては、家電量販店の多店舗化の先鞭をつけ、90年代の家電量販店の成長の一番手でしたが、古い既存店の売り場面積が狭いことなどから経営効率が悪く、業界6位までシュアをおとしているうえ、他の家電量販店に比べても、営業利益率もよくありません。


今後、ビックカメラ側が主導して、コジマの不採算店を閉鎖するなどの動きに出ることなど、経営の効率化が進むものと予想されます。


また、家電量販店の合併、買収話は続くものと予想され、将来的には2〜3社の寡占状態になるのではないかと考えています。


ブログランキングに参加しています。
    ↓
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村