愛知県尾張旭市 新井会計のマーケティング・ブログ。

マーケティングとサッカーをこよなく愛する税理士のブログです。

2009年08月

期日前投票の出口調査はいかがなものか?




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今回の選挙、おおむね報道機関の世論調査による当選予想は当たっていたようです。


以前であれば、報道機関の世論調査が「○○有利」と書くと、アナウンス効果はマイナスに出ていたのですが、最近の結果はアナウンス効果もあまりないように思われます。


世論調査の予想の精度が増した原因の一つが、期日前投票の出口調査ではないかと思います。


今回のように有権者数の一割を超える期日前投票があり、そこから、出口調査をするということは、かなり精度の高い結果を求めることができます。


私は大学時代、某紙の世論調査のバイトをしたことがありますが、その時は、調査票を持って、選挙人名簿から無作為抽出された有権者に戸別訪問し、面接調査をするというやり方でした。


その時は、ある政党の支持者はほとんどの場合調査協力を拒否していたので、あとでその新聞の世論調査の結果を見ると、その政党の評価はあまり高くないものになっていました(もちろん調整はしていたと思いますが)。


選挙の世論調査は、基本的には、当選するか⇔しないかの2択で、有権者からすれば限られた選択肢の中からの選択なので、そのほかの外的な要因が加わる可能性が低いことから(通常のマーケティング調査はここが難しいのです)、調査数値を分析するさいに、出口調査のような数値結果を得ることができれば、精度の高い予想ができると考えられます。


しかし、期日前投票で、ある程度選挙結果が分かってしまうと、投票日での投票行動に悪影響が出るのではないかと心配です。


今回の投票率は、69%と高いとはいえ、戦前の予想はもう少し高くなると予想されていました。


つまり、行くつもりで「行かなくても大丈夫」「行ってもしょうがない」と思って棄権した有権者が多くいるということになります。


報道機関も世論調査の精度を上げることも重要ですが、投票行動への影響を考えながらどのよう報道していくかを考えていく必要があるのではないかと思います。



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資生堂「フォグバー」〜新価値提案型の商品です。


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瑛太、小栗旬、妻夫木聡、三浦春馬のイケメン俳優4人がイメージキャラクターを務める資生堂整髪料「ウーノ フォグバー」


派手なCM発表会に露骨なパブリシティ(批判しているわけではありません。よくあることです)。資生堂といえば「TSUBAKI」発表の時を思い出します。


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ワックスに変わるスプレータイプの新たな男性用整髪剤「フォグ」。


まさに提案型の商品です。


現在、男性用整髪剤市場はマンダムと資生堂の寡占状態で、そのうちマンダムが50%以上の市場を占有しているようです。


マンダムは20〜30歳代ターゲットの「ギャツビー」と40歳代前後(アラフォー)ターゲットの「ルシード」の2ブランドで、両ブランドにワックスタイプの整髪剤をラインナップし、年齢で提供する価値を変えています。


特に「ルシード」では、べとつきの少ないワックス2種類を発売し、ワックスの利用率が低かった中高年層へのアプローチを強め、全体の使用量を上げる(市場を拡大する)戦術です。


対する資生堂の「ウーノ」は、今回のCMでの起用タレントでも明らかなように10代後半から20歳代をメインターゲットに、新しいスタイリングの形を提案し、このターゲット層のシェアアップが全体のシェアアップにつなげるという戦術です。


ターゲット層にこの新たな価値が受け入れられるかが成功のカギとなりそうです。


男性用整髪剤は市場が成熟化しており、傾向としては縮小傾向です。そのため、両社とも整髪剤の利用量を高めることが、シェアを高めるとともに重要な戦術となります。


今回の「フォグバー」の投入は、市場活性化のための強力なてこ入れの一環といえます。


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ミツカン、くめ納豆の営業権を取得〜なぜくめ納豆は破たんしたのか


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ミツカンは、民事再生手続きに入った納豆大手のくめ・クオリティ・プロダクツ(茨城県常陸太田市)の納豆事業の営業権と商標権を10月上旬をめどに取得すると発表しました(http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2009news/090825.html)。


納豆市場は、トップの「おかめ納豆」のタカノフーズを後発のミツカンが追う展開になっています。


納豆市場は、ミツカンが2000年に市場参入後、健康ブームにのって成長していましたが、2004年以降は減少傾向に転じました。


ミツカンのニュースリリースでも「納豆市場は少子高齢化の影響を受け、国内市場は縮小傾向であり、販売価格も下落傾向にあります」と書かれています。


しかし、タカノフーズやミツカンは相次いで納豆工場を建設、業界4位のくめ・クオリティ・プロダクツも新工場を建設しました。


これが生産過剰を招き、さらに、無理な拡販合戦が(原材料が高騰してにもかかわらず)価格競争になったものと考えられます。


そのため、体力的にシェア下位のくめ・クオリティ・プロダクツは相対的に不利であることから、今回の経営破たんということになったと推測されます。


どの業界も同じであると思いますが、おそらく、市場上位の数社でないとその市場では生き残れないのではないかと予想されます。


そのため、今回のミツカンによる営業権の取得は くめ・クオリティ・プロダクツの民事再生によるものですが、今後は合併・提携などによる生き残りが必要となります。


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男性は下着を自分で購入しますか?〜ワコールの機能性下着「クロスウォーカー」



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女性下着がメインだと思っていたワコールが発売した男性向け機能性下着「クロスウォーカー」が年間86万枚のヒットを記録しました。

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このヒットの特筆するべきところは、マーケティング活動によって、男性の下着購買に対する購買行動を変化さえたということです。


男性下着については、多くの男性は無頓着で、自分で購入をせず、母親や妻に代理購入してもらうということが多いと思います。


私も自分で下着を購入したことはほとんどなく、基本的には妻が買ってきた下着を気にせずはいています。


それを、男性自らが「これがほしい」という主体的な指名買いをさせるという購買行動に、マーケティング活動によって変化させたということです。


男性下着市場では後発のワコールが、昨年発売した機能性下着「クロスウォーカー」は、女性下着で培った機能性(詳しくはhttp://www.mens-wacoal.jp/bros/)という新しい価値を提案しています。


それによって、男性の下着に対する考え方を変化させ、代理購買から主体的な指名買いさせたのです。


この「クロスウォーカー」は3000円と下着の価格としては高価格です。しかし、この価格もグンゼなどのメーカーとの差別化を明確にし、また、製品価値を表すことができたということでは、適切な価格設定といえます。


この記事はプレジデント(電子版)の野口智雄先生の記事を参考にしています(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090824-00000301-president-bus_all)。


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サントリー「伊右衛門 秋の茶会」475円、瓶入り高級品登場



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サントリーは、ペットボトル350ml、150円(自販機価格)が慣習価格といえるお茶に、なんと、360ml、475円という、プレミアム商品を11月に発売することを発表しました(http://www.suntory.co.jp/news/2009/10537.html)。


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もちろん、数量限定販売ですから、これによってお茶市場のシェアに大きな影響を与えるわけではありませんし、サントリーの狙いはそこにあるわけでもありません。


これは、サントリー「伊右衛門」のブランドイメージを高める戦術といえます。


秋に催している、本当のお茶会と合わせて、しかも、CMもわざわざ制作し、おそらくはほとんどのヒトが飲むことができない(飲もうとしても買うことができない)ことによって、プレミアム感を誘発し、基幹ブランドの「伊右衛門」のブランドイメージを高めようとしています。


そのためにもこの高級茶「伊右衛門 秋の茶会」は、中身の「お茶」へのこだわりは当然として、デザイン、ネーミング(お茶会という限定感を出し、さらに、茶会という共有感を表し)、限定CMも、「さすがサントリー」という凝った作つくりになるでしょう。


お茶市場は、限られた市場の中での、争奪戦が今後ますます激しくなることが予想されます。


そのなかで、「伊右衛門」ブランドのイメージ戦略は参考の価値があります。


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