しばらく、ブログをお休みしていましたが、この間、個人的には、忙しい日々を送っていました。


とっ、言っても、ほとんどプライベート。


その間、個人的には、ジャーナリストの山本美香さんの死。


日韓・日中間の問題。


など、ジャーナリズムについて考えるできごとがおこっていました。


日本の紛争地、あるいは戦争地域での取材は、そのほとんどを、アメリカ寄りの報道をする、CNNやFOXなどの外国ニュースメディアに頼っています。


日本のマスコミ所属の特派員は危険地域には入りません。


そのため、どうしても報道がアメリカ寄りの視点に偏ってしまう傾向にあります。


それを補うのが、アラブ寄りのアルジャジーラなどの、これも、外国のメディアです。


しかし、いずれにしても、自らが取材したわけではなく、意図的な報道が流されれば、それを、確認するすべもなく、


また、独自視点での報道をすることもできません。


山本さんのようなフリージャーナリストは、唯一、独自視点を届けることができる存在で、さまざまな問題提起をしてくれるのです。


山本さんの視点は、戦地において、常に弱者の立場に立ち、それを、やさしい目で伝えていくことができる稀有の存在です。


だから、通常の紛争地域報道では見えない問題提起を私たちに与えてくれます。


ただ、今回のように命を失ってはじめてその存在がクローズアップされ、通常では、その取り扱いが大きくないのは、残念でなりません。


そして、領土問題に関する報道です。


これに関しては、大手のマスコミがナショナリズムを煽りすぎでないでしょうか。


ニュースで繰り返し報道される、韓国の日本大使館のデモの参加者は数百人規模です。それを、韓国全国民の意思のように報道するのは、何らかの意図を感じます。


また、香港の活動家の報道についても、これについても一部の過激な活動家および支持者だけなのではないでしょうか。


領土問題という微妙な問題が発生した時は、冷静さを失った方が負けです。


報道合戦を繰り返し、国民同士がで敵対しあっても、ロクなことにはなりません。


香港の活動家も英雄気取りだったかもしれませんが、日本の魚釣島に上陸した大バカな市会議員たちも、中国でどう報道されるかわかっていたのでしょうか。


おそらく同じように報道されています。


それが、報道なのです。


ジャーナリズムとは何かを、報道とは何か、考えさせられるできことです。


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