マクドナルドとモスバーガー。
マクドナルドが90年代後半に低価格政策をとったころから、
この2社の価格政策は、マクドナルドが下げると、
モスが上げ、
マクドナルドが上げると、
モスが下げと、
相手を見ながらの価格政策で、
どちらかがうまくいくと、
どちらかがうまくいかない。
と、いったことを繰り返してきました。
もちろん、企業規模はまた、店舗数で、マクドナルドが2.3倍、売上規模で5倍の差があるので、
リーダー企業にチャレンジャーが挑んでいるとい図式ではないのですが、
モスはマクドナルドのやらないことをがやるという、ニッチャーの戦略といえます。
4月から、マクドナルドは100円マックを随時値上げし、
また、単品商品の値上げをおこなっています。
ただし、セットメニューは値上げしないという、またまた、小憎らしい戦術をとっています。
単品買いよりも、マクドナルドにとって利益率の高い、飲料やポテトをセットにした、セットメニューに誘導しようという戦術です。
学生にいろいろ聞いてみると、単品価格については100円シリーズはわかっているのですが、
他のメニューの単品価格は記憶しておらず、
店頭で、セット価格「デカデカ」
単品価格「どこに書いてあるの」表示がうまくいっているといえます。
また、セットで買うという学生も多いのですが、
単品でしか買わないという学生もおり、
この2パターンと消費者に、どう対応するかということもあります。
なので、セットで買うという消費者には、今回、マクドナルドがビックマック等の単品価格を値上げしたことは、
おそらく、「いわれなきゃわからない」状態でしょう。
が、ビックマックの単品価格が、モスバーガーの単品価格と逆転する現象が起きます。
モスは、この春の値上げを見送っているので、
モスの中心価格帯の300円台に、
マクドナルドは、新製品ではなく、既存製品をぶつけることになります。
もしも、単品買いだったら、同じ値段なら、ビックマックかモスバーガーか、
答えは明らかです。
しかし、なぜそうしたか。
おそらく、マクドナルドの今回の価格改定は、
100円マックを、上げるため、
上位製品の価格を上げて、
低価格帯の製品の割安感をそのままに出すためでしょう。
また、セット価格の割安感を高めるのが目的といえます。
マクドナルドは価格政策のうまみも知っていますが、
手痛いしっぺ返しも経験しているだけに、
今回の価格改定の「妙」は、唸るものがあります。
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マクドナルドが90年代後半に低価格政策をとったころから、
この2社の価格政策は、マクドナルドが下げると、
モスが上げ、
マクドナルドが上げると、
モスが下げと、
相手を見ながらの価格政策で、
どちらかがうまくいくと、
どちらかがうまくいかない。
と、いったことを繰り返してきました。
もちろん、企業規模はまた、店舗数で、マクドナルドが2.3倍、売上規模で5倍の差があるので、
リーダー企業にチャレンジャーが挑んでいるとい図式ではないのですが、
モスはマクドナルドのやらないことをがやるという、ニッチャーの戦略といえます。
4月から、マクドナルドは100円マックを随時値上げし、
また、単品商品の値上げをおこなっています。
ただし、セットメニューは値上げしないという、またまた、小憎らしい戦術をとっています。
単品買いよりも、マクドナルドにとって利益率の高い、飲料やポテトをセットにした、セットメニューに誘導しようという戦術です。
学生にいろいろ聞いてみると、単品価格については100円シリーズはわかっているのですが、
他のメニューの単品価格は記憶しておらず、
店頭で、セット価格「デカデカ」
単品価格「どこに書いてあるの」表示がうまくいっているといえます。
また、セットで買うという学生も多いのですが、
単品でしか買わないという学生もおり、
この2パターンと消費者に、どう対応するかということもあります。
なので、セットで買うという消費者には、今回、マクドナルドがビックマック等の単品価格を値上げしたことは、
おそらく、「いわれなきゃわからない」状態でしょう。
が、ビックマックの単品価格が、モスバーガーの単品価格と逆転する現象が起きます。
モスは、この春の値上げを見送っているので、
モスの中心価格帯の300円台に、
マクドナルドは、新製品ではなく、既存製品をぶつけることになります。
もしも、単品買いだったら、同じ値段なら、ビックマックかモスバーガーか、
答えは明らかです。
しかし、なぜそうしたか。
おそらく、マクドナルドの今回の価格改定は、
100円マックを、上げるため、
上位製品の価格を上げて、
低価格帯の製品の割安感をそのままに出すためでしょう。
また、セット価格の割安感を高めるのが目的といえます。
マクドナルドは価格政策のうまみも知っていますが、
手痛いしっぺ返しも経験しているだけに、
今回の価格改定の「妙」は、唸るものがあります。
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