機能の「ニュースゼロ」で、「家庭の収入の高低で学力に差が出る」という特集をやっていました。


最近、この旨の報道や主張をよく見聞きしますが、


「そうだよね」と思う反面、


「でも、学校で何を教えてるの‥‥」って疑問に思います。


塾へ行かなければ、勉強ができない。


確かに、勉強以外でも集団生活の中で学ぶものはたくさんあります。


しかし、それを差し引いても、学校だけの勉強じゃダメなので、


後は塾でというのは、何か違和感を感じます。


こんな報道を続けていれば、子供を持つ親たちは焦り(事実ウチもそうですが)、できる、できないにかかわらず、塾へ通わせなければなりません。


また、塾へ行かない子どもたちは、


「塾へ行かないから勉強ができないんだ」→親が悪い→社会が悪い。


なんて発想になりかねません。


何か、どこかおかしいような気がします。



おかしいついでにもう一つ。


大学卒業者の就職率が、氷河期を下回ったそうです。


これでは、おそらく、新3年生あたりもかなり焦っているのではないでしょうか。


いつのころからか、3年生の後期あたりから、就職活動が本格化するようになってきました。


ということは、3年生の後期あたりから、大学生が就職のため学校に来なくなります。


大学によっても異なりますが、だいたい大学のカリキュラムは3年生から専門科目の比重が大きくなり、ゼミナールなども始まります。


そんな時期に、就職活動で学校に来ない。


これじゃ〜何のために大学で勉強しているのかわからなくなります。


基礎科目だけやって、後は就職活動。


私のやっている専門科目でも(3年生の後期から受講できる)試験前になると、「就職活動で授業に出れませんでした、単位何とかしてください」


という学生が、たくさんいます。


就職が難しいので、学生の焦る気持ちはよくわかります。


しかし、最も重要な専門科目を習得しないで、大学を卒業して、何のための大学教育でしょう。


日本の教育は基本的なところで、何かおかしいところがあります。


子どもを持つ親として、


不安がいっぱいになります。


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