Jリーグは18日、2010年度の1部(J1)と2部(J2)全37クラブの経営状況を発表しました。


収入減などにより、経常赤字のクラブは前年度の15クラブから17クラブに増加しました(http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/jclub/2010-11/pdf/club2011.pdf)。


特に昨年優勝の名古屋グランパス。


そして、ビッグクラブと呼ばれる、浦和レッズ、横浜Fマリノスが赤字になりました。


原因の多くは、収入の減少で、


もっとも資金力があるといわれる浦和でさえ、広告料収入も、入場料収入も減少しています。


優勝した名古屋でさえ、入場料収入が減少しています。


昨年、先日亡くなった松田選手などを戦力外にして、騒動になってしまった横浜は、さらに状況は厳しく、総負債が総資産を上回っている状態で、発表されているデータだけでは、中村を戻した効果が観客動員などにはつながっていないという結果となっています。


黒字になっているところでもギリギリというところが多く、ガンバ大阪は営業利益ではマイナス。鹿島アントラーズもかろうじてという状態です。


海外リーグでは、上位の一部のビッグクラブだけが潤って、戦力をそろえてそれに対抗しよとしたクラブが資金難に陥ってしまったという話はよく聞きます。


Jリーグの場合は、上位のビッグクラブでさえ、厳しい状態なので、下位のクラブは、身の丈に合った経営をしないと、すぐに、経営破たんにつながります。


Jリーグの場合は強くなれば、サポーターがついてきて、観客動員が増え、されにスポンサー収入も増えるということでもなさそうです。


でも、弱いと、サポーターやスポンサー離れをまねいてしまうかもしれません。


でも無理はできない。


どうすれば、魅力あるリーグにし、共存共栄で、すべてのクラブが経営することができるか、Jリーグ全体で考える必要がありそうです。


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