昨日は、日本テレビ系列が、いつもの24時間テレビ。
フジテレビは、韓流抗議デモ。
民放テレビ局は、基本的にはCMの広告料収入が基盤である。
24時間テレビについては、全く視なかったので、批判のしようはないが、功罪はある番組であるとは思う。
以前、私が広告会社にいるときに、この24時間テレビは、「新規の広告主を探すためのもの」という意識が多少なりともあった。
つまり、通常のCMは必要ない会社でも、協賛というカタチでの参加であれば、参加しやすく、テレビに自分の会社の名前が出るという「名誉」を手に入れることができる。
うまくいけば、それによって、新しい広告主になる可能性も高い。
なので、当時はうまいビジネスモデルだと思っていた。
参加者はともかく、善意だけでは語れない番組である。
フジテレビへの韓流抗議デモは、動画サイトを見る限りでは、すごい人数が集まっていて、驚きである。
韓流コンテンツは、おそらく、日本で一から作っていくよりも、はるかに制作費的には低予算ですみ、ある程度、出来上がっているものを、そのまま流せばいいのだから、制作費カットが続く民放テレビ局にとっては、かなりオイシイ話であることは間違いない。
私自身は、低予算で制作された日本のドラマを視るよりは、よっぽど韓流のほうが丁寧に作っているので、それならそれでいいのではないかと思っていた。
しかし、今回のデモを視ていて、日本の民放各局が、安易な道に走ることを、視聴者が止めようとしているのではないかと思う。
このままでは日本のテレビ局は堕落してしまうという危機感だと思う。
今回は韓流だが、何らかのコンテンツを、ゴリ押しでブームを作り、それで儲けるほうが、それは楽だし、一から作ってこけるよりも、ローリスクである。
しかし、そんなことをやっていれば、ノウハウもたまらないし、自分たちで作る力がなくなってします。
それは経営上、短期的にはプラスになるが、長期的に見ればマイナスである。
視聴者はバカではない。
そこを見誤れば、ますますテレビ離れが進み、視聴率の低下、広告離れが進む危険性が高い。
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