民主党の新代表に野田さんが決まった。
かねがね思っているが、日本の最重要課題は「少子高齢化」であると思っている。
人口減少国家は、ほっておいても市場が縮小していくので、
持続的に成長を標榜する企業としては、危機感を抱いてしまうのは当たり前である。
流通業の海外進出はどの業態でも積極的である。
コンビニ、GMS、百貨店、専門店にSPAなどなど、ありとあらゆる業態がアジア各国に進出を続けている。
その最大目玉市場が、成長著しい中国市場である。
驚きの中国進出がある。
ドラッグストアである。
先日、ドラッグストア大手のグローウェルホールディングスの中国進出が発表された。
我が国のドラッグストアの市場規模は、依然拡大を続けているものの、その伸び率は鈍化しており、
また、薬事法の改正などから、他業態との競争も激化している。
早かれ、遅かれ、日本市場だけでは成長が望めなくなることは予想される。
しかし、中国では「薬」の販売規制が多く、販売許可がおりない段階での見切り発車である。
ドラッグストアはあくまでも「薬」がメイン商品でのビジネスモデルである。
はたして、化粧雑貨や健康食品を中心とした品ぞろえで、成功するのであろうか。
しかも、目玉に据えるのがPBということである。
中国人は、化粧品でもブランド好きである。
そこへ、PB商品で勝負するとは。
しかし、考えてみれば、「薬」の販売許可がない以上、正攻法でビジネスが成り立つかは疑問である。
あえて、逆転の発想で勝負するのも成功への道かもしれない。
いずれ、日本市場だけで勝負していても成長が望めなくなる以上、「坐して死ぬよりも」、という発想だろう。
グローウェルホールディングスの挑戦は注目である。
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