NHKの大河ドラマ「平清盛」の視聴率が苦戦しているようだ。
私としては、久しぶりに大河ドラマを視ているが、確かに、あの作りは万人受けするものではないのは納得できる。
ただ、制作者の意図としては、視聴率を狙うなら、違った作り方をしたような気がする。
あの時代は、日本史の中では、貴族→武家時代への過渡期時代であり、その後、天皇親政の時代はない。
また、院政期は、初回にも少し出てきた「今様」に代表されるように、庶民文化も花開いた時代であり、時代としては興味深い時代である。
なので、あの退廃的な都の描き方は納得できる。
ただ、非常に気になるのが、「王家」という表現である。
台詞の中でも、重要な部分で、必ず使われているのだか、
なぜ、あそこもで強調して使うのか。
ここに強い意図を感じるのである。
NHKは、視聴率が売上げに直結する民放ほど視聴率にこだわった番組制作をする必要がない。
なので、民放にはない番組を制作ができる。
今回の「平清盛」も、時代的に、視聴率が苦戦するのは当初から言われていたことである。また、平家が最後に滅亡することは、日本人なら常識と知っているのだから、平家に感情移入する視聴者は少ないので、この先、視聴率が急上昇することはあり得ない。
今回のドラマは、壇ノ浦の合戦まで描くようであるが、私も、そこが視たいわけではない。
やはり、「保元・平治の乱」をどう描くのかがカギだろう。
そこで、制作者の意図が読み取ることができるだろう。
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