ソニーは、東京、大阪など大都市圏を中心に全国9か所に設けている直営店「ソニーショップ・アビック」を今月末をめどに一斉に閉店するそうです。
直営店による販売戦略は、ハワード・ストリンガー会長兼社長がアップルの直営店舗「アップルストア」に対抗するために打ち出したものですが、運営会社の赤字体質が解消しないため、販売戦略を大きく見直すこととなりました。
このソニーの直営店戦術が、販売を目的とするならば、チャネルの絞り込みを行わなければ無理な政策ではないかと思います。
アップル社は、アップル製品を販売できる店舗を、その製品力により、絞り込みを行なっています。
また、基本的には店頭での価格訴求は行っておらず、その点においてソニーとアップルでは大きな違いがあります。
ソニーの持つブランド力は衰えたとはいえ、強いモノがあります。
そのため、ソニーの直営店が、ブランド力をつけるための戦術として直営店を運営するならば意味があると思います。
ブランド力のために、「損(赤字を出して)をして、得(ブランド力)を取る」ぐらいの余裕が、今のソニーにはない以上、閉店はやむを得ない話といえます。
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