この時期になると、毎年、日本テレビ系列では24時間テレビが放送される。
たまたまチャンネルをザッピングしている時に目に入ってしまうので、少し見ていると、
毎度のことながら、「これは偽善なのだろうか?」という疑問がわいてくる。
確かに、出演している障害を持った人たちは、真面目に、何かを訴えようと一生懸命なのは、すごくわかるし、その姿は感動してしまう。
しかし、その横でギャーギャー騒いでいる、今旬のアイドルグループをみると、「こいつらのプロモーションか!?」とも思えてくる。
あるいは、大きなバスに、いろいろな人のメッセージを書いてもらうという企画があったが、そのテレビ映りのいい、ど真ん中にスポンサーの企業名がでかでかと書かれている。
これは単なる企業の広告ではないかとも思えてくる。
企業側からいえばCSRなどが声高に言われているので、社会貢献活動の一環として、この24時間テレビに協賛するのも一つの手段だろう。
しかし、あれだけでかでかと企業名を出してしまうと、
善意の寄付行為ではなく、
広告だろう。
あるいは、チャリティー番組にも関わらず、ちゃんとCMも放送されている。
普通に思うかもしれないが、チャリティー番組にCMを挟むというのは欧米では考えられないことだ。
しかも、普段テレビCMをやらないような企業が出ていたりする。
つまり、テレビ局側からみれば、この24時間テレビは、新規のスポンサーを探すための絶好のツールというわけである。
そんなこんなを考えていると、
表向きチャリティーだけど、どうも偽善ぽく見えてしまう。
もちろん、この番組の意義はよくわかる。
チャリティーという意識を植え付けたのも、この番組のおかげだと思う。
また、さまざまな障害などに関する情報を、高視聴率の時間帯で発信をしていることは、素晴らしいことだと思う。
なので、この番組の評価をすることがなかなか難しい。
否定はしないが、参加することはないというのが、今の私のスタンスというところか。
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