原田さんから、カサノバさんに社長交代して、どんな違いが出てくるのだろうと、注目していましたが、


その象徴的なものが、CMではないでしょうか。


注目点は3つ。


当初は外国人(白人)を起用したこと。





おじいちゃん、おばあちゃんを起用していること。




外国人を使用しているCMについては、「ひょっとして、(アメリカで使ったCMの)使い回し?」という疑念も沸いていますが、


マクドナルド=アメリカナイズしたものという、マクドナルドが1971年に日本進出したときのメッセージのみたいで、「カサノバさんが社長になったよ」というメッセージのようにも思えます。


そして、おばあちゃんが登場するCM。


おじいちゃんとおばあちゃんがマックフルーリー食べるというCMも衝撃的でしたが、


小さい子どもがおばあちゃんに100円を渡すという、ありえないシチュエーションです。


おじいちゃん、おばあちゃんをCMに起用するのは、ターゲットの拡大を意図してることは明らかで、


子育てが終了したシニア層を取り込みたいという明確なメッセージが読み取れます。


ただこのCM。


なぜ、子どもがおばあちゃんに100円を渡しているのか(なぜ、その必要があるのか)がよくわかりません。


逆ならわかるのですが……。


「子どもがおこずかいで持っているぐらいの100円で買えるよ」というメッセージなのか?


そして、2つのCMに共通するのが、両方とも1週間の短期キャンペーンということ。


内容も「一つ買うともう一つおまけでつけるよ」とか、


「お値段今だけお安くしておきますよ」


と、バナナのたたき売りのようなキャンペーン(古いか!)


これは、衰退期を迎えた製品の戦術で、


売れないものを強引にはく時に使うやり方。


まぁ、テストマーケティング的な要素もあるのですが、印象としては、使うべき手法とは思えません。


実は、この裏で、客単価を上げるために、価格の引き上げを行っているようで、


「安い」や「お得感」を出しておいて、


さらっと値上げを実行する。


そんなやりかたかもしれません。


先日、発表された11月売上も大きく前年を下回ったようですが、


カサノバさんに替わってから、明らかに変化が出ています。


アメリカ流のマーケティングの極意。


これはというものを見てみたいです。