いやいや、特保のコーラも驚いたけど、
今度は、Hotの炭酸飲料。

日本コカコーラのニュースリリースによると、
「カナダドライホットジンジャーエール」は、「寒い季節のホット製品に対する消費者ニーズと、日本では寒い季節に生姜やスパイスが親しまれているといった背景をもとに開発されました。また、日本は、加温製品が自動販売機やコンビニエンスストアで販売されている、世界でも珍しい国でもあります。このような日本の特徴が新しいカテゴリー製品の開発につながり、その結果、寒い季節のために設計されたさっぱりとした飲みやすい飲料製品を実現できました。」(http://www.cocacola.co.jp/press-center/press-release/news-20130902)
とあります。
この部分を読むだけでも、
日本コカコーラが、新たな飲料品市場の中に、新たなカテゴリーを創造するという強い意志が感じられますが、
マーケティングの勉強の参考になるような言葉が、ギュッと詰め込まれています。
つまり、ホット製品、炭酸、ジンジャエールに対する消費者ニーズ。
そして、日本の流通チャネルの特徴。
それを加味して、日本だから開発できたという泣かせるセリフが入っています。
ぜひ、ニュースリリースの全文をお読みください。
これは参考になります。
もう一つ、
ホットジンジャーエールのメインターゲットは30~40歳代の男性にしているようですが、
全く同じタイミングで、
キリンが、20~30歳代の女性をターゲットに、

「キリンの泡 ホット芳醇アップル&ホップ」という製品を投入します。
ニュースリリースによると(http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2013090401.html)、
もともと20〜30代女性に支持されている「「キリンの泡」シリーズのホット版という感じで、
夏場の需要をそのまま、冬場も維持しようという戦術のように思えます。
なので、日本コカコーラの、「新しい需要を掘り起こすぞ!!」という、
強い意志は感じられませんが、
手堅く、まとまった感があります。
さて、このHot炭酸市場。
大きく化けるかは、
やはり清涼飲料市場トップの日本コカコーラの馬力にかかっているように思えます。
この後、サントリーが追随するか否かもカギです。
この冬、Hot炭酸が熱いかも?
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