STAP細胞論文の「ねつ造」、「改ざん」問題。
有名科学誌の査読付き論文に掲載されて、
しかも、査読者も、ましてや、その共著者もその信憑性を疑わなかった、
博士論文にしても、その多くの部分をコピペしていたにもかかわらず、
主査も副査もそれを見破ることができなかった。
私も学生のレポートを見るが、コピペはソフトを使わなくてもすぐにわかる。
が、そのコピペしているレポートを読んでいると、コピーしている個所は、多くの場合、間違っていない。
だいたい、何もわからずコピペするとトンチンカンな文章になると思うが、
けっこう、まともだったりする。
つまり、情報収集については、間違っていないということで、
コピペしないで、引用するなら、正規に引用して、自分で文章を構築して、自分の考えを入れれば、
ちゃんとしたレポートになる。
インターネットの技術が進み、世界中の情報を端末を使えばすぐに集められる現状において、
あふれんばかりの情報の中から、必要な情報をいかに探し出すかという能力は、
最近の学生は、私たちの世代より上である。
だから、小保方さんの論文のアナを見つけることができなかったのではないかと思う。
今は、書庫に潜って、必死で資料を集める時代ではない。
逆に、読み切れないほどの情報がいっぺんに集まるのである。
それを、一見で取捨選択する能力は研究者には必要な能力ではないだろうか。
指導教官にも、上司にもその能力が乏しかったということになる。
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