ガンバ大阪の西野監督が今期で退任する。
Jリーグ最長の10年指揮をとった日本人の名監督といって良いと思う。
サッカーの監督は、成績不振であれば、すぐにでも解任されてしまうというイメージがあり、イングランドのファーガソンやベンゲルのように長期間監督を務めるのは極めてマレのように思う。
たとえば、チーム戦術の礎を作った、サンフレッチェ広島のペトロビッチ監督やセレッソ大阪のクルピ監督、
また、ジュビロ磐田の柳下監督、山形の小林監督もすでに退任が決まっている。
いずれの監督も実績があり、貴重な人材であると思う。
また、山形は今期で残念ながらJ2降格となったが、この戦力で、「よくぞ戦った」というのが、私の小林監督の評価である。
ただ、いずれのチームも、ガンバを除けが、リーグを制覇はしていない。
山形を除けば中位のチームである。
チームを作る側の立場になれば、「もう一段上げるためにはどうしたらいいのか」
ということになる。
それが監督交代という結論であると思う。
ことし、リーグ制覇の可能性が高い柏レイソルは、
もともと力がありながら、J2に降格するは、
上がったと思ったら、J1で優勝するは(仮定)、
ある意味、監督交代が、表に出たり、裏に出たりの典型的な例であるように思う。
ただただ、「ネルシーニョはすごい」とは思っているが、
これを見ていると、戦力的に遜色のないチームにとって、「ひょとすると監督を交代すれば」と考えてもしかるべきである。
ただし、今年の浦和のように、継続性を無視して、新たな戦術をまた一からということを続けていれば、
ビッククラブといえども、同じ憂き目をみる可能性が高いということになる。
鹿島のように監督が代わっても、基本戦術に大きな変化がないチームは、浮き沈みの波が小さいように思える。
変革と継続。
この二つがうまく組み合わせることが、チームの強化として必要だと思う。
来季、監督を交代したチームがどうなるか。
とても楽しみである。
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